住まいの片隅に祭壇のような一角がある。仰々しいものではなく、いつの間にかわたしのもとにやってきて、今もなおここにあるものたち。家のあちこちに散らばっていたそれらが、少しずつここに集まった。

神社のお札、マリア様の小さな像、マリア様のメダイ、天然石、お寺の杉の木のお守り。

和洋折衷にもほどがあるラインナップで、かつてはひとところにまとめるのに少し抵抗があったのだけれど、何やら仲良しのようでいつの間にか一箇所に。

そうして見てみると、どれも「金星」に由来のあるものだった。そうか、金星つながりだったんだ。

星のことを学び始めた当初、ギリシャ・ローマの神話の世界に星々を見つけていたけれど、星は、日本の神話にも、東西の宗教にも、そっと輝いていることを知った。太陽が圧倒的な存在感を放つ中、太陽が沈んだ後なお、夜の世界で瞬く星たちは、太陽にはない独特の存在感を放っていたのだろう。

一番大きいから、という訳でははなく。他を圧倒する存在感で、という訳でもなく。夜の闇にあって、吸い込まれるような闇をそのままに受け入れる夜にあって、そしてだからこそたくさんの星たちが瞬く中、その中で敢えて「この星だ」とそっと見つけること、「この星たちが」とそっと線を結ぶこと。

そんな心の中のさりげない仕草が、とてもやさしくて、しずかで深い、愛だなあと感じたりする。

いつの間にか集まった、金星の地上での姿のいくつかを見て、想うこと。