ホロスコープの世界も、森のようなところがある。

まあるい空間に、さらに多くを象徴するいくつかの要素がそっと置かれている。ふかい湖を抱えるひともいれば、やわらかな野原がひろがるひともいる。鳥が風と共に訪れる谷も持つひともいれば、密かに燃え続ける炎を隠しているひともいる。

水は火を消してしまうし、風は火を煽ってしまう。土は水に流れてしまうし、風は土を削ってしまう。

そうだとしても、そうだからこそ、まあるい空間は、それらの要素を分け隔てることなくまあるく抱いていて、そこにそのひとという在り方がそっと立ち起こる。

その景色はあまりに個々それぞれで、それらたくさんの景色が自由に描かれるその空間もまた、ひとつのおおきな森なのだろう。

森のフラクタル。