朝起きたとき、自分が誰だか忘れていることがある。と言ってもすぐに思い出すけれど。

自分が誰だか忘れてしまうということは、きっとそんなに遠いことではなくて、眠るたびに一度すべてをすっかり忘れているのかもしれない。

そして、自分という設定を忘れたとしても、わたしはここにあるし、わたしが自然と醸すだろう個性もここにある。

設定に依存しない個性。

オモテからは淡い質感のように感じられるそれは、すべてを忘れているときも、変わらずここにある。