ぎゅうと
むすんだ


手を

ひらく



ひらくと



そこに
空(そら)が
生まれる




生まれたての

空に

風は



流れ込む






風を
待っていて


風も
待っていた



あの鳥が
そこへ
たどり着くことを


あの鳥が
その知らせを
運ぶことを


あの鳥に
その知らせが
運ばれることを


待っていた




知らせが
運ばれるとき




空は

さらに
ほどけ

さらに
ひろくなる




たくさんの
鳥たちが



「そこを訪れたい」と
さえずりだしたようだ