迷子になって


忘れてしまった




森のまんなかに


落とした






草は覆い

雨が降って

泥にまみれになった




すっかり
忘れられた






生い茂る
草を払い

泥を払い

手のひらに
のせる




途端に



目の前の
迷路は

消えてゆく




ずっと
惑っていた


ほんとうは
なかった
迷路






たどりつきたかった

その場所

には



もうずっと
たどりついていた