「役に立たない」
と言って
捨て去った
ちいさな箱
かたこと
かたこと
音を立てる
昔々の
遠くに
捨て去った
はずなのに
いつの間にか
ここに
戻っている
かたこと
かたこと
中のものたちが
音を立てる
箱を手にとり
ふたをあける
あっという間に
笑顔になる
「役に立たない」
と言った
あの日の
声は
溶けてゆく
溶けて
溶けて
淡い薔薇色の
水になって
霧になって
淡い薔薇色は
ここの
景色を
やわらかく
包みはじめる
「役に立たない」
と言って
捨て去った
ちいさな箱
かたこと
かたこと
音を立てる
昔々の
遠くに
捨て去った
はずなのに
いつの間にか
ここに
戻っている
かたこと
かたこと
中のものたちが
音を立てる
箱を手にとり
ふたをあける
あっという間に
笑顔になる
「役に立たない」
と言った
あの日の
声は
溶けてゆく
溶けて
溶けて
淡い薔薇色の
水になって
霧になって
淡い薔薇色は
ここの
景色を
やわらかく
包みはじめる