大切に
守るほど



閉じてゆく

隠してゆく

見えないように

誰にも
気づかれないように

動かないように

変わらないように




時は
止まって

息は
小さくなって

ほこりを
かぶって



古くなってゆく



どうすることも
できないまま





その泉に




水鳥が
降り立つ




泉は
息を吹き返す




水鳥は
ことづてを運ぶ


ずっと
待っていた
ことば



雫は落ちる



そして

めぐってゆく